概要
Merlon は、日本の AML/CFT 規制を設計の起点にした自己ホスト型 AML/CFT ソフトウェアです。 顧客リスク評価(CDD)、取引モニタリング(TM)、制裁リスト・PEP リストとの照合、 および検知結果であるアラートとケースの管理を行います。これらはすべて、自組織の インフラストラクチャ上で、自組織の PostgreSQL データベースに対して動作します。
このドキュメントは「何をしたいか」で構成されています。ご自身の役割に合うトラックを 選んでください。各トラックは上から順に読める順序で並んでいます。
Merlon を理解する
役割にかかわらず、まずここから始めてください。
- はじめに — Docker Compose で全構成を約5分で起動する
- Merlon デモツアー — 投入済みデータセットで、スコアリングから アラート、ケース解決までを一通り体験する
- アーキテクチャ — Go API・ネイティブエンジン・React UI の 関係と、CDD スコアが中心軸である理由
- よくある質問 — Merlon が何であるか、および評価時に最も多く問われる 設計判断
コンプライアンスと統制
コンプライアンス担当者・第2線のレビュー担当者向け。Merlon が規制上の義務に対して 何を行い、どのような証跡を残すか。
- 規制上のスコープ — Merlon が対応する義務と、 意図的に対応しない義務
- 金融庁ガイドライン対応表 — Merlon の統制と 金融庁 AML/CFT ガイドラインの対応関係
- データ保持ポリシー — 保持期間と根拠法令
- ケース管理ワークフロー — アラートからケースへのライフサイクルと 疑わしい取引の届出(STR)経路
- 認可と職務分掌 — ロール、権限、および二重統制のポイント
設定とチューニング
Merlon の検知の厳しさを決める担当者向け。すべてのルールはコードではなく設定ファイルです。
デプロイと運用
本番環境で Merlon を稼働させる担当者向け。
- デプロイ手順 — 本番構成とロールアウト
- コンテナイメージ — 何が公開されるか、各タグが
何を保証するか、
latestが存在しない理由 - API / ワーカーモード — API とバックグラウンドジョブ処理の分離
- 初期データ移行 — 既存の顧客マスタと取引履歴を ファイルから投入する
- アップグレード手順 — 新しいリリースへの移行と、 デプロイ内容の検証
- バックアップとリストア手順
- パーティショニング・キャパシティ運用ガイド
- 性能検証証跡 — リリース候補に対する localhost取引取込み測定の再現手順
- 依存関係のライフサイクル — サポート対象の ランタイムバージョンと EOL 管理
- リリースノート — 各バージョンの変更点
- トラブルシューティング — 実際に表示されている エラーメッセージから引く症状の逆引き
セキュリティと保証
セキュリティレビュー担当、ベンダーリスク評価担当、内部監査向け。
- セキュリティと保証 — 要点と、詳細の所在
- データ送出 — Merlon が行いうる外向き通信のすべてと、 その契機
- サプライチェーン — 固定、スキャン、リリース来歴、 および既知のギャップ
- 受容リスク — Merlon が意図的に行わないことと、 その補完統制
連携と拡張
Merlon を基幹系システムなどの上流システムに接続する開発者向け。
- アダプタガイド — 連携元システムを Merlon のデータモデルに マッピングする
- REST API リファレンス — ルート定義から生成された全エンドポイント
- ルールスキーマ — すべてのルール設定ファイルが検証される JSON Schema
開発に参加する
Merlon 自体を変更する方向け。
- 開発環境セットアップ
- テストガイド
- ドキュメントガイド — 本ドキュメントの記述・翻訳・ チェックの方法
- 変更トレーサビリティ
- リポジトリガバナンス
- リリースチェックリスト