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セキュリティと保証

Merlon の稼働を承認する立場の人(セキュリティレビュー担当、ベンダーリスク評価担当、内部監査)のための資料。

Merlon は規制対象の金融機関に導入される。したがって問われるのは常に「このソフトウェアは良いものか」だけではなく、「評価したことを証跡として示せるか」である。以下のページは後者の問いのために書かれている。

ページ答えるもの
データ送出何が自組織のネットワークから出ていくのか、その契機は何か
サプライチェーン依存関係・イメージ・リリースをどう統制し、どう証跡化しているか
受容リスク本プロジェクトが行わないと自認していることと、その理由

関連資料

場所内容
SECURITY.md脆弱性の報告方法と対応コミットメント
認可と職務分掌ロールモデル、職務分掌、二重統制
規制上のスコープMerlon が対応を主張する範囲と、しない範囲
FSA ガイドライン対応表金融庁 AML/CFT ガイドラインに対するカバレッジ
データ保持保持ポリシーの適用
コンテナイメージ何が公開されるか、どう検証するか
リリースチェックリストリリースが何を主張するか、まだ証跡化されていないものは何か

要約

Merlon を評価中で、詳細を読む前に答えが欲しい場合は以下のとおり。

  • 設定していない外向き通信は行わない。 テレメトリ、分析、ライセンス確認、更新確認のいずれも存在しない。データ送出を参照。
  • すべてのデータは自組織のインフラ上の PostgreSQL に留まる。 直接的な PII 顧客属性は保存時に暗号化され、鍵はデータベース外に保持される。
  • コンテナは非 root ユーザーで動作し、書き込み可能なファイルシステムを必要としない。
  • 公開イメージは不変・マルチアーキテクチャであり、ビルド来歴証明と CycloneDX SBOM を伴う。 latest タグは存在しない。
  • 監査記録はデータベースの権限レベルで追記専用である。 それが強制されていない場合、本番ではアプリケーションが起動を拒否する。
  • アクティブなメンテナは1名。その事実を成果物上で開示している。 単独メンテナのリポジトリでは独立した承認が成立しないため、リリースはそれを主張しない旨を自ら述べる(release-manifest.json、イメージラベル、リリースノート冒頭)。マージには、誰も与えられない承認の代わりに、ステータスチェックで強制するセルフレビュー証跡を要する。リリースチェックリストリポジトリガバナンスを参照。

最後の項目は、多くのベンダー評価質問票に記入欄が無く、しかも貴組織の評価において最も重要になりうる項目である。